【2026年版】飲食店の売上はあるのに儲からない理由7選|利益が残らない店の共通点

開業・独立

「売上はそこそこあるのに、なぜかお金が残らない」

「毎日忙しいのに、月末になると利益がほとんどない」

「飲食店って、こんなに儲からないものなの?」

このように感じている飲食店経営者は少なくありません。

飲食店は、売上があっても必ずしも利益が残るとは限りません。

むしろ、

忙しい店ほど利益が残っていない

ということもあります。

私はこれまで、町中華・和食・ラーメン店・ホテル・宴会など、さまざまな飲食の現場に関わってきました。

その経験から感じるのは、儲からない店にはいくつか共通点があるということです。

この記事では、飲食店の売上はあるのに利益が残らない理由7選を、現場経験をもとに分かりやすく解説します。


飲食店は売上より「利益」が重要

飲食店経営では、つい売上ばかり気にしてしまいます。

例えば、

月商300万円

と聞くと、

「かなり儲かっている店」

に見えるかもしれません。

しかし実際には、

  • 食材費
  • 人件費
  • 家賃
  • 水道光熱費
  • 消耗品
  • 決済手数料
  • 広告費
  • 修繕費
  • リース料

など、多くの経費が掛かります。

売上300万円あっても、経費が295万円なら利益は5万円しかありません。

反対に、売上250万円でも経費を220万円に抑えられれば、30万円残ります。

飲食店では、

「売上が高い=儲かっている」ではない

ということを理解しておく必要があります。


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飲食店の売上はあるのに儲からない理由7選

7位 原価率を把握していない

最初に確認したいのが食材原価です。

飲食店では、

「だいたいこれくらい」

という感覚だけで仕入れや価格設定をしていると、利益が残りにくくなります。

例えば、以前は1個100円だった食材が120円になっていても、販売価格をそのままにしていれば利益は減ります。

特に最近は、

  • 野菜
  • 調味料

など、仕入れ価格が変動しやすくなっています。

メニューごとの原価を確認する

すべての商品を毎日細かく計算する必要はありません。

まずは、

  • 売れ筋メニュー
  • 高価格メニュー
  • 原価が高そうなメニュー

から確認しましょう。

「よく売れるから儲かる」

とは限りません。

売れれば売れるほど利益が薄くなるメニューもあります。


6位 人件費が売上に対して高すぎる

飲食店で大きな経費になるのが人件費です。

特に注意したいのが、

暇な時間帯にも同じ人数を配置している店

です。

例えば、

ランチピークは4人必要でも、14時以降は2人で十分かもしれません。

それでも昔からのシフトをそのまま続けていると、人件費が利益を圧迫します。

人を減らすのではなく配置を見直す

重要なのは、

「スタッフを減らせばいい」

ということではありません。

時間帯別の売上を確認し、

必要な時間に必要な人数を配置する

ことです。

人手不足の店では、少ない人数でも回せる仕組みづくりも重要になります。


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5位 売れないメニューが多すぎる

メニューが多い店は、一見するとお客様に喜ばれそうです。

しかし経営面では注意が必要です。

メニュー数が増えると、

  • 食材の種類が増える
  • 仕込みが増える
  • 在庫管理が複雑になる
  • 廃棄が増える
  • 新人教育が大変になる

という問題が起こります。

特に、

月に数回しか注文されないメニュー

を残している場合は要注意です。

そのメニューのためだけに食材を仕入れているなら、在庫ロスの原因になる可能性があります。

売れ筋メニューに集中する

メニューを減らすことは悪いことではありません。

むしろ、

「この店に来たらこれを食べたい」

という看板商品が明確な店の方が強い場合があります。

売上データを見ながら、

  • 売れている商品
  • 利益が取れている商品
  • ほとんど売れない商品

を分けてみましょう。


4位 営業時間が長すぎる

営業時間を長くすれば売上が増える。

そう考えがちですが、必ずしもそうではありません。

例えば、

14時〜17時の売上がほとんどないのに通し営業をしている場合、

その時間も、

  • 人件費
  • 電気代
  • 空調費
  • ガス代

が掛かります。

数千円の売上を作るために、それ以上の経費を使っていることもあります。

売上ではなく時間帯別利益を見る

時間帯別の売上を確認して、

営業する意味がある時間帯なのか

を考えてみてください。

場合によっては、

ランチ営業

中休み

ディナー営業

に変えた方が、利益が残ることがあります。


3位 客単価が低すぎる

来店客数は多いのに儲からない店では、客単価が低いケースがあります。

例えば、

1日100人来店して客単価800円なら売上は8万円です。

同じ100人でも客単価1,000円なら10万円になります。

その差は1日2万円。

月25日営業なら50万円です。

値上げ以外でも客単価は上げられる

客単価を上げる方法は、単純な値上げだけではありません。

例えば、

  • セットメニュー
  • トッピング
  • ドリンク
  • デザート
  • 大盛り
  • おすすめ商品

などがあります。

お客様に無理に勧める必要はありません。

「追加すると満足度が上がる商品」

を分かりやすく見せるだけでも変わります。


2位 食材ロス・廃棄が多い

売上があっても、廃棄が多い店は利益が残りません。

例えば毎日3,000円分の食材を廃棄すると、

3,000円 × 30日 = 9万円

です。

年間なら100万円を超えます。

特に、

  • 仕込み過ぎ
  • 発注過多
  • メニューが多すぎる
  • 在庫管理が曖昧

な店舗は注意が必要です。

廃棄した金額を記録する

廃棄は、

「もったいなかった」

で終わらせず、金額として記録することをおすすめします。

数字にすると、

「この商品は作りすぎている」

「この食材は発注量が多い」

といった問題が見えやすくなります。


1位 数字を見ずに感覚で経営している

飲食店で利益が残らない最大の原因の一つが、

数字を把握していないこと

です。

例えば、

「今日は忙しかったから儲かった」

と思っていても、

  • 値引きが多かった
  • 人員を入れすぎた
  • 原価の高い商品ばかり売れた
  • 廃棄が多かった

のであれば、実際には利益がほとんど残っていないかもしれません。

最低限見るべき数字

飲食店経営では、最低でも、

  • 日別売上
  • 時間帯別売上
  • 商品別売上
  • 客単価
  • 原価
  • 人件費

は確認したいところです。

これらを毎回手作業で計算するのは大変です。

そこで役立つのがPOSレジです。

POSレジを使えば、売上や商品別データを確認しやすくなり、

感覚経営から数字を使った経営

へ変えていくことができます。


POSレジで利益改善のヒントが見つかることもある

POSレジは会計をするだけの機械ではありません。

例えば、

  • 何が一番売れているか
  • 何時に売上が多いか
  • 売れない商品は何か
  • 客単価はいくらか

といった情報を確認できます。

このデータを使えば、

「売れない商品を減らす」

「暇な時間の人員を見直す」

「人気商品の販売を強化する」

といった改善につなげやすくなります。

POS+(ポスタス)も候補

飲食店でPOSレジを見直したい場合は、POS+(ポスタス)も候補の一つです。

売上管理など店舗運営に必要な情報を確認しやすく、人手不足対策や業務効率化を考えている店舗にも向いています。

いきなり導入を決める必要はありません。

まずは資料請求などで、

  • 機能
  • 費用
  • 自分の店に必要か

を確認してから判断するとよいでしょう。


「儲からない店」は忙しさを利益と勘違いしやすい

飲食店では、

「今日も満席だった」

「ずっと注文が入っていた」

というと、儲かっている気になります。

しかし、

忙しいことと利益が出ていることは別です。

売上が増えても、

  • 食材費
  • 人件費
  • 光熱費
  • 廃棄

も同時に増えていれば、利益は残りません。

大切なのは、

売上ではなく最終的にいくら残ったか

です。


利益を増やすなら「1万円の売上」より「1万円の経費削減」が効くこともある

例えば利益率10%の店で、利益を1万円増やそうとすると、

単純計算では10万円の売上が必要です。

一方、

不要な経費を1万円削減できれば、その1万円はそのまま利益改善につながります。

もちろん、必要な経費まで削るのは逆効果です。

しかし、

  • 廃棄
  • 不要な営業時間
  • 売れないメニュー
  • 過剰な仕入れ
  • 無駄な人員配置

などは見直す価値があります。


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飲食店経営で削ってはいけないもの

利益を増やしたいからといって、何でも削ればよいわけではありません。

特に、

  • 食材の品質
  • 清掃
  • 衛生管理
  • 必要なスタッフ
  • 設備メンテナンス

まで削ってしまうと、店の信用を失う可能性があります。

経費削減とは、

安くすることではなく、無駄をなくすこと

です。

ここを間違えないようにしましょう。


まとめ|売上があるのに儲からない店は「数字」を見直そう

今回は、飲食店の売上はあるのに儲からない理由7選を紹介しました。

まとめると、

7位 原価率を把握していない

6位 人件費が売上に対して高すぎる

5位 売れないメニューが多すぎる

4位 営業時間が長すぎる

3位 客単価が低すぎる

2位 食材ロス・廃棄が多い

1位 数字を見ずに感覚で経営している

です。

飲食店は、売上が多ければ必ず儲かるわけではありません。

むしろ大切なのは、

売上から経費を引いたあと、いくら利益が残るか

です。

「毎日忙しいのにお金が残らない」

という店ほど、一度数字を細かく確認してみてください。

原価、人件費、営業時間、メニュー、客単価、廃棄。

どこか一つ改善するだけでも、利益が変わる可能性があります。

そして、

感覚だけで経営せず、数字を見ながら改善を続けること。

これが、長く続く飲食店を作るために大切なポイントです。

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